ピアノリサイタル

マチ子さんに誘われてお友達の息子さん丸尾祐嗣さんのにピアノリサイタルを聴きに神戸芸術センターに行った。
おそらく私は初めて聞いたプログラムの曲だったと思う。
リストのソナタロ短調。長い難曲だった。
それを深い響きのベーゼンで演奏したのだからさらに地味になった。人生は修行。デビューにしては渋い曲を選んだものだ。そんな意気込みがうかがえる。
ムソルグスキー「展覧会の絵」がポピュラーな曲だからそれに対極に持ってきたのか、最後のアンコール曲も知らない曲だった。
深い修行のような曲を弾き相当な消耗だっただろう。エールを送りたい。

でも専門性のある聴き手でさえ難しいのだから一般的な人にはどう聞こえただろうか。
リストはそういえば、僧侶になった人だ。哲学者とも言っていい。その精神性は見事に浮き上がっていたような気がする。
演奏は自分を表現する場である。まず自分を構築する場である。それはわかるが、それを乗り越え伝わったところに成り立つのがコンサート。その場に私たちはいたかった。テクニックが完璧で優しい音の部分はとても美しく綺麗で惜しい。
今は若干24歳。着実に実力をつけ将来またどのようなピアニストになったのかもう一度聴いてみたい気がする。
ぜひショパンを・・・。

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