母の存在

祭壇
母のいない人はいない。(もちろん父も・・)
しかし率直に甘えることができるのは母である。なぜかゆりかごのようにいつも自分のそばにいるような気がする。何か困ったことがあったらすぐに相談し可愛がってもらっていたし父からもたっぷり愛情を注がれていて成長して反発することもあったがあまり細かいことには口をださず厳しさの中にもおおらかさがあった。良く言う母と娘の独特な関係で悩むことはなかった。どちらかと言えば背中で私達を突き放して育てていた。子離れは驚くほど見事だった。
強く優しい精神で私達を見守ってくれていたということ。
母は病気の父を支え私達をとうとう音楽の道に送り込んでくれたのだ。
両親から芸術へのあこがれやそれを続けていく力など学んだ。
すごい母だなあと思う。
今でいうキャリアウーマン。小さい時は働き過ぎで倒れないかと良く心配したものだし相手をしてくれないことへの寂しさもあった。
私は生前母に感謝していると今の状況を良く話した。
もしもこの仕事(ピアノ講師)をしていなければ私の人生はいろんな意味で困難を極めていたであろう。精神的にとても救われている。
母は満足そうにそんな話をほほ笑みながら聴いてくれた。母にそういえば苦しい時も愚痴を言ったことは一度もなかった。母を悲しませたくなかったからだがそのことは母も知っていたのかもしれない。姉はそういう私の性格は母に似ているという。
晩年の母は子どものように私を頼りきり若い時の活発な母ではなかったがその大人しく素直で上品な面は施設の人にもとても好かれていた。
もっと良く顔を見に行ってあげればよかったなどと悔いてもしかたがない。
今は安らかな顔で私の胸の中に眠っている。
このウエーブの美しい祭壇は姉と二人で特別に選んだもの!!

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