船に乗れ!

やっと3冊読み終えました。
何度となく読み返したくなるような言葉がたくさん出てきました。
青春とは2度と戻ってはこない貴重な時代です。そんなこととは露とも知らず輝かしいものではなく心に薄明かりがともったような苦しく苦い悩み多き時期です。その蒼い心は傷つきやすくもろい。
そんな時期にやらなければならないことがたくさんあり現実にぶち当たる前の逃避はあらゆるリスクを背負うものです。でもそのときの体験が大きく人生に関っていることは確かなようです。

チェロを勉強する主人公の音楽を学ぶ時の描写や演奏するときの心理が手に取るように理解できまた同じ学校で学ぶ淡き恋心を抱く彼女と無念ながら離別しなければならなかった苦しさを自分のことのようにつらく感じました。

しかしいまとなってはそれが人生なのだとそして運命だと思える主人公そして自分がそこにいて、これからも人生と言う大海原の「船に乗れ」という最後の言葉に胸が震えました。
でもそこに救いはありました。共に音楽を学び合奏した仲間がいたことです。そしてすばらしい先生達との出会い・・・。音楽と哲学と人生の強い結びつきが見事に謳い上げられている。
美しい音楽がまるで本の中から本当に聴こえるような気がして何度も目頭が熱くなりました。
すばらしいとやはり言わざるをえません。音楽は彼にとっても私にとってもふるさとのような存在なのです。家

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