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オペラ「夕鶴」

兵庫県立文化芸術文化センター中ホールのオペラ公演「夕鶴」を友人Mさんと 聴きに行った。
2階の一番上の座席だった。オペラグラスは必需品。
物語は「鶴の恩返し」の内容でだれもが知っている。日本の童話をこのような崇高なオペラにした大成功の例。
たった一幕だが子供たちの歌や4人の役の思惑やその中の二人の主役の美しい愛の歌が響いて特にソプラノのつうの声が心地よくて心にしみてくる。
人間の醜い欲で一番大切なものを失ってしまうという風刺劇と言ってしまえば簡単なのだが見事にその世界を芸術に投影させている。
最後のシーンは感動の涙を抑えることができない。余白の多い考えさせられる作品だった。
また洋楽オーケストラの奏でる団伊玖磨の音楽がすばらしい。ドビュッシーのような近代的な不思議な音を取り入れている。個人的に高評価。フルートがよかった。幻想的な舞台に仕上がっているのだ。
つうはよひょうに言われて織る最後の織物は自分の命と引き換えぐらいにしてよひょうのために人間ではないので実際には産めなかった赤子のように大切に抱いていた。悲しいのだがそれがよひょうの望むところならと・・・。
よひょうはおろかにも約束を破って織っているところを見てしまう。
かわいそうなつう。つうはもう人間でいられなくなる。
字幕付きの舞台はさらにわかりやすかった。
人間のおろかさよ・・・。人とのお約束は守りましょう。お金ばかりが人生ではない。など標語になるようなセリフをここで反復しても仕方がない。
しかし結局プログラムを帰ってから読むと演出家はそこが言いたいのではなかった。音楽であらわす二人の純粋な愛の物語だそうである。
そして人間世界の黄昏を暗示する作品と書かれている。
書いた人 keiko | comments(0) | - |




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