素直が一番

1年8カ月のレッスン歴で今日から小学3年生になったYちゃん。
アップライトでもサイレント機能が付いていてずいぶん高いピアノを買ってもらったようだった。下に小さな弟が二人いるのにもかかわらず驚くほど練習してくる。
ママにいつも練習しなさいと言われてやっているの?と聞くと首を横にふった。
ギロックのバロック風の曲に大きなハナマルと私のお顔の絵とサイン。最高級の賛辞を言ってギュッとハグしてしまった。
普段ほとんどしゃべらないYちゃんはニヤッと笑いはにかんだ。
プレインベンションというバロックのバッハにつながるCD付きの曲集を渡し「メヌエット」を宿題にしたらとてもうれしそうに持って帰った。
ブルグミュラーの「牧歌」のレッスンの出だしでかちんこちんに弾くので、この音の流れからは綺麗な空や山そして牧草地にはウマやウシやヒツジがいて向こうのほうに赤い屋根のすてきなおうちが見えるのよというといきなり音楽というものになって変化を遂げた。
優しく美しい音に・・・。
なんと素直で優しい性格だろう。
私は最近「私がピアノをおしえる理由」という高名な先生方のお話をまとめた本を読んだ。
ピアノ教師として何を教えるか。基礎的なことや演奏で一番大切なことを教えるには、子どもたちが持っている力を最大限に引き出せる教師として自分を磨き続けることなのだと思った。
今日キムタクがオーケストラを指揮している姿をテレビで見たがやはり彼は何事にも真っすぐに向かい努力する素直な才能が満ち溢れている気がした。師である西本智美さんから最優秀賞をもらっていた。上手というよりむしろ伝える力があるということ。
それは一生懸命、真面目に真摯にたち向かう行動に他ならない。

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